公演期間
2008年2月27日(水) ~ 2008年3月3日(月)
会場
新宿サンモールスタジオ
脚本・演出
古川貴義
出演
山内翔 小野哲史 棚橋建太 須貝英
爺隠才蔵 松本寛子 松尾美香(流星揚羽)
村上直子(ホチキス) 片桐はづき 小松君和
斉藤太一(TEAM JAPAN SPEC.) 高木充子
INTRODUCTION
例えばね、何かあると、すぐに言い訳しちゃうんですよ。
お金あると、使っちゃうんですよ。計画性が無いんですよ。
ついつい飲み過ぎて、泥酔して周囲に迷惑掛けちゃうんですよ。
大概、遅刻しちゃうんですよ。
朝弱いんですよ。居眠り常習犯ですよ。
やんなきゃなんないこと後回しにしちゃうから、
苦しくなるんですよ。
最近お腹出てきたんで、多分運動とかした方が良いんですよ。
大事なこと考えてても、途中でどうでも良くなっちゃうんですよ。
眠いと、寝ちゃうんですよ。眠気には勝てないんですよ。
来ないって分かってて、メールチェックしちゃうんですよ。
フラれるって分かってて猛進しちゃうんですよ。
それでいて諦めが悪いんですよ。
だから余計嫌がられるんですよ。
ね?ダメな奴でしょう? 分かってるんですよね、色々。
自分、ダメな奴だなあと思ってるんですよ。本当ですよ?
でも。別に良いか、とか思っちゃうんですよね。
まあいいか、って。何とかなるだろ、って。
自分、ダメな奴なんですよ、もう、どうしようもなく。
ここまでダメだと、折角だし、勿体無いんで、
ダメなところを笑い話にしたりしちゃうんです。
皆、聞いてよ!って。せめて笑ってくれよこのダメさ!って。
そこが、一番ダメなんだと思います。
「僕、ダメな奴なんですよ」って言う奴に限って、
「お前、本当ダメな奴だなあ」と言ってあげると、喜びます。
ダメな自分もちょっと可愛いかも、なんて思ってるんでしょう。
馬鹿じゃないでしょうか。ただの自意識過剰です。
可愛くなんか、ないぞ!
ダメな自分を可愛いと思ってくれるのは、自分だけ。
周囲にしてみれば、あなたのダメさは、迷惑でしかありません。
もう少し自覚して下さい。
そんな言葉を囁かれ続けるような、何でもない日々が愛おしい。